壱岐島で温泉宿を探しているあなたへ。
島内で「泉質がいい」と評判の湯治宿、湯本温泉・旅館千石荘をご存知ですか?
小さな宿ながら、1700年以上の歴史を誇る鉄分たっぷりの黄土色の源泉かけ流し温泉と、地元の食材がふんだんに使われたお食事、そして心が和む家族経営のおもてなしが魅力の宿です。
私はペーパードライバーながら鉄道と温泉を愛し、これまで46都道府県を巡ってきました。
副業リモートワークを温泉地で楽しむライフスタイルを送りながら、「源泉かけ流し」「静かな宿」「地元食材」を基準に温泉宿を多数訪れています。
そんな私たちが、実際に宿泊して「これはガチでおすすめできる」と感じたのが、壱岐・湯本温泉の旅館千石荘でした。
夫婦2人でのんびり過ごした宿の魅力を、この記事で余すところなくご紹介します。
静かな時間、あたたかいお湯、美味しいご飯。
壱岐で、そんな“何もしない贅沢”を味わいたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
【客室】旅館千石荘の和室レビュー
壱岐は湯ノ本温泉にある仙石荘。
外観は派手さこそありませんが、どこか懐かしさを感じる、こじんまりとしたレトロな佇まい。
初めて訪れたのに、まるで昔から知っていたような安心感がありました。
まさに“湯治宿”と呼ぶにふさわしい、素朴で静かな雰囲気です。
👆車を停めて、いざ入室!
👆レトロな歓迎ボードが歓迎してくれました😊
👆鍵付きの下駄箱に靴を収納します。(百円を入れます。後で戻ってきます)
チェックインの15時よりも少し早く着いてしまったので、待合にて少々待つことに。
👆新聞がずらり。
👆待合室。クーラーが効いてて涼しい・・
👆レトロな雰囲気で落ち着きます。
フロントでチェックイン手続きが完了し、いよいよ客室へ!
👆フロントの横には近辺のイベントやバスの時刻表が。助かります。
👆客室は階段を上がって2階にあります。ベアーちゃんがお出迎え。
👆2階は客室(全7室)になっています。
👆廊下には可愛い絵がずらりと飾られていて、温かい気持ちになります😊
👆今回は突き当たりの206号室にお世話になります。
👆ドアを開けると玄関です。突き当たりが洗面所とトイレ、右が和室になっています。
👆玄関には浴衣とタオル類、タオル掛けがありました。
👆ドライヤーもここにあり。
👆メインのお部屋はこんな感じ。
6畳ほどの和室で、小型の冷蔵庫も完備されており、飲み物や軽食の持ち込みにも便利。
Wi-Fiも問題なく使えたので、リモートワークにも対応できそうです。
1人旅や2人でのんびり過ごすにはちょうどいい広さで、荷物は玄関のたたき部分に置けるため、居室スペースはすっきり使えます。
「寝て、食べて、温泉に入る」そんなシンプルな滞在にはぴったりの空間でした。
👆Free Wi-Fiもあり
👆お部屋のコンセントの数は限られていますが、延長コードが備えられていたのが地味に嬉しいポイントでした。
👆洗面所
👆トイレ
ちなみにエアコンは和室にしかないので、洗面所とトイレは暑かったです(夏)💦
建物自体はやや年季が入っていますが、掃除が行き届いていて清潔感は十分でした。
旅館の方の丁寧な手入れが感じられ、「古い=汚い」という不安は払拭されました。
【風呂】旅館千石荘の温泉レビュー
続いて温泉のご紹介です。
旅館千石荘でまず感動したのは、約1700年の歴史を誇る「湯ノ本温泉」の源泉を、そのまま掛け流しで堪能できること。
お湯は空気に触れると徐々に黄土色に濁り、湯舟の中は赤褐色のような独特な色合いに染まります。
この色と香りは、鉄分が非常に豊富な証拠。
入った瞬間から「これは効く」とわかる、まさに“温泉らしい温泉”です。
古くから「子宝の湯」として地元で親しまれてきた泉質は、体の芯までじんわりと温めてくれ、湯上がり後もポカポカが長く続きました。
私たちは冷え性なのですが、ここまで長時間湯冷めしなかった温泉は珍しいです。
また、空いていれば予約不要で入れる家族風呂もあり、プライベートな時間をゆっくり過ごせるのも嬉しいポイント。
少し熱めの湯なので、熱湯好きの方には特におすすめです。
一方で、大浴場の湯はややぬるめで入りやすく、長湯派の方にもぴったり。
「静かな宿で、しっかり効能を感じるお湯に浸かりたい」
そんな方にこそ、旅館千石荘の温泉は体験してほしい一湯です。
※ちなみに日帰り入浴もできるようです。
👆入浴時間は上記の通り。家族風呂はほぼいつでも入れるそうです。
👆「温泉マニアが喜ぶ」いいですね😁
👆温泉成分分析表です。「ナトリウム-塩化物泉」で、特徴としては切り傷・うつ・冷え性などによさそうですね。
「加水」「加温」なしの純粋な源泉掛け流しです。
①大浴場
1階に大浴場があります。
入浴可能時間は15時〜21時と、翌朝6時30〜9時30となっています。
ではいざ!
👆「The・濃ゆい温泉」といった感じの佇まい。
ちょうどいいお湯加減でした。
茶褐色で鉄分臭が結構します。
温泉を手ですくうと、温泉成分の粒がたくさん!
かなり濃ゆい感じがします。
👆シャワーゾーン
②貸切(家族)風呂
家族風呂は貸切になっており、朝8時〜10時の清掃時間を除いて、いつでも入ることができます。
予約は不要で、空いていれば内側から鍵をかけて入れます。
👆大浴場よりは狭く、同時に2人くらい入れます。
家族風呂は前に誰も入っていなかったようで、かなり熱かったです。
温泉と水の蛇口があるので、適宜調整できます。
👆シャワーは1つのみ。家族で入る場合は大浴場で洗ってからがオススメ。
どちらも素晴らしい、いいお湯でした。
冷え性の私でも、なかなか湯冷めせずにポカポカが続きました😃
\濃ゆい温泉を掛け流しで味わえる/
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【夕食】旅館千石荘のディナーのレビュー
続いて千石荘の夕食をレビューします。
夕食時間は「18時30」か「19時」のどちらかが選べました。
今回は、壱岐の料理をおトクに楽しめる「壱岐御膳」 のプランをチョイス。
季節の海鮮、壱岐のおもてなし料理「ひきとおし」など、手作りの壱岐料理を堪能しました😃
👆地元壱岐で獲れた新鮮な地魚をいただきました。お鍋は壱岐の郷土料理「ひきとおし」
どれもお酒に合います!
美味すぎる・・
👆クロダイの煮付け。甘くて美味しい!
👆珍しい「鰻」のお豆腐
👆お吸い物もお上品なお味。沁みます。
地元の食材ばかりで構成された献立は、どれも丁寧でおいしかったです。
また、食事は1階の部屋でいただきましたが、上部まで仕切りで区切られているので、他のお客さんの目が気にならず、落ち着いて食べられたのも好印象。
壱岐焼酎も6種類ほど置かれていて、島内限定の銘柄もあり、焼酎好きにはたまらないラインナップです。
👆壱岐焼酎(麦焼酎)の「海鴉」
大麦の香りを米麹の甘さでくるみ、木樽の風情で仕上げた粋で艶のある樫樽長期5年熟成の焼酎だそう。
麦っぽくなく、なんとなくバナナの香り(風味)がほのかにします。
ちなみに壱岐は麦焼酎発祥の地だそう。
麦焼酎は苦手なのですが、この壱岐焼酎は美味しく飲めました!
お腹いっぱいで大満足です。
ごちそうさまでした。
【朝食】旅館千石荘の朝ごはんレビュー
朝食は6時30か7時で選べました。
クラシック音楽が静かに流れる中での朝食は、心洗われるような優雅な時間でした。
内容も品数が多く、味付けはやさしめ。
前夜の焼酎も抜けて、心地よく1日を始められました。
👆壱岐の焼き魚と壱岐名物の「壱州豆腐」、生卵に納豆など。
👆豪華な和定食です。
👆生卵はたまごかけご飯がオススメとのこと。(苦手な方は目玉焼きにもしてくれるそう)
👆ご飯もおかわり自由。猫のしゃもじ入れが可愛い。
👆お湯もたっぷり。
手作りの味、大変おいしゅうございました。
\地元壱岐の名物でお腹いっぱいのおもてなし/
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【アクセス】旅館千石荘への行き方
千石荘は壱岐島の北西部に位置します。
福岡からフェリーの場合、郷の浦港より車で18分ほどでアクセスできます。
駐車場は無料で10台分あり、先着順で利用可能です。
🔻郷の浦港から千石荘への地図
バスもあり、芦辺港・郷ノ浦港から各25分ほど、湯本バス停より徒歩1分でアクセスできます。
長崎空港から飛行機の場合、壱岐空港から車で25分ほどで着きます。
🔻壱岐空港から千石荘への地図
島内の移動はバスや自転車でも可能ですが、車(レンタカー)が圧倒的に便利です。
【まとめ】「また来たい」と思える温泉宿に出会えました。
壱岐で「静かに温泉を楽しめる宿」を探しているなら、旅館千石荘は間違いありません。
1700年以上の歴史を持つ湯ノ本温泉の源泉かけ流しに浸かり、体の芯まで温まる時間。
地元食材の食事と、アットホームなおもてなしに包まれるひとときは、旅の疲れも日常のストレスも溶かしてくれます。
✔️ 鉄分たっぷりの濃厚な湯は冷え性にも効果抜群
✔️ 島ならではの食材と選べる壱岐焼酎
✔️ 1泊2食付きで1万円前後の高コスパ
観光の拠点にするもよし、湯治気分でゆっくり過ごすもよし。
次の壱岐旅は、この宿で“自分を整える時間”を過ごしてみませんか?
▼最新の空室状況や料金はこちらから!
👆仙石荘から車で10分のところにある「猿岩」
壱岐の観光スポット(旅行記)はこちらにまとめました👇
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