米国株投資家に最適な証券会社の選び方
では実際に米国株を買おう!と思っても、どこで買ったらいいかわからないですよね。
株は「証券会社」などで買うことができます。証券会社は以下の3つに分類されます。
それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。
①日本の総合証券会社
日本の大手証券会社といえば、野村證券や大和証券などが有名ですよね。これらは総合証券と呼ばれ、実店舗を持ち、直接対面で相談しながら株が購入できる証券会社です。
・メリット…実際に証券会社の担当者に相談しながら株を購入できる
・デメリット…ネット証券に比べ、取引手数料が割高。営業を受ける
証券会社の担当者に相談しながら株の売買ができるので、自分で情報収集をするのが面倒だという方は良いと思います。しかし、相談できる営業マンの人件費、店舗の家賃などの固定費がかかる分、取引手数料は割高です。
②日本のネット系証券会社
実際の店舗を持たない証券会社で、ネット上で株の売買を行う証券会社です。具体的には、マネックス証券、SBI証券、楽天証券、サクソバンク証券などがあります。
・メリット…取引手数料が割安。パソコン・スマホで手軽に売買できる
・デメリット…情報は自分で収集する必要あり
自分で情報収集するのであれば、取引手数料が割安で手軽に株の売買ができる、日本のネット証券がオススメです。また、不要な商品の営業をされるのも嫌!という方にもオススメです。
③アメリカの証券会社
なかなかハードルは高いですが、アメリカの証券会社に口座を開設するという方法もあります。具体的にはFirstrade証券などがあります。
・メリット…選べる銘柄が格段に多い。取引手数料が安い。海外に資産が持てる。海外に引越す場合も継続使用できる。
・デメリット…英語力が必要。アメリカに銀行口座がないと海外送金扱いになるので面倒。確定申告や相続など手続きが大変面倒。口座維持手数料がかかることも。
アメリカの証券会社なら、アメリカに上場している全ての銘柄を売買できるので、かなり自由度が高まります。そして何と言っても「海外資産」を持てるので、この先、日本の財政に何かあっても…その逃避先としてリスク分散が可能です。
その反面、手続きやトラブルがあった際には英語で対応せねばならず、利益については日本で確定申告をしなければならないので、素人には大変面倒です。
以上より、わたしのオススメは「日本のネット証券」です。
ちなみにわたしは、サクソバンク証券とマネックス証券を併用しています。
アメリカの証券会社ほどの銘柄数はありませんが、サクソバンク証券であれば約12,000銘柄、マネックス証券は約5,000銘柄超、SBI証券は3,000銘柄超と豊富にあり、有名な銘柄であればほぼ買えます。また、わたしの使っているマネックス証券では、取り扱って欲しい銘柄があれば要望もできます。
総合証券は、米国株配当再投資をするに当たっては、あまりメリットがありません。
理由は、配当再投資ではちょこちょこ株を買い増すので、取引手数料が高い総合証券ではお金がかかるからです。
・某大手総合証券(店舗)…6,325円
・某大手総合証券(ネット)…4,741円
・某ネット証券…450円
また、証券会社の人に相談しながら買う必要も全くありません。ネットや本を見ればオススメの銘柄はいくらでも掲載されていますし、ネット証券では便利な分析ツールも使えます。
そもそも自分で何も調べずに、証券会社の営業マンに言われるまま買うのは大変危険です。
証券会社の営業マンとこちらの利益は必ずしも一致しないからです。それは日本の証券会社の収益の仕組み(=営業マンの評価方法)が、商品をいくら売れたかの手数料収入になっているからです。
【参考】日本と海外の証券会社の売り上げの仕組み
・日本の証券会社
投資商品の「売れた数」「売れた金額」が、手数料として売り上げになる
⇨営業マンは多額の手数料が取れる商品を沢山売りたい(顧客の利益は基準にならない)
※もちろん、顧客の利益を考える営業マンが大半だと思いますが、仕組みとして。
・海外の証券会社
「顧客の投資の成功」に対しての報酬が売り上げになる会社が多い(成功報酬)
⇨提案することに責任が伴うので、顧客の利益を考えて勧める
配当再投資する場合の米国株の選び方
長年増配実績のある銘柄を選ぶ
増配実績の長い企業を選びましょう。
配当支払は「株主総会」決議事項であり、減額修正は面倒で、汚点を残すことにもなるので、過去の増配トレンドを踏襲しやすいです。
・連続増配の有名企業例(連続増配年数)…コカ・コーラ(58年)、ジョンソン&ジョンソン(57年)など
安定した「キャッシュ」を稼ぐ銘柄を選ぶ
配当再投資する会社を選ぶでは、売上や利益を見るのも大事ですが、一番大事なのは配当の原資となる「現金(=キャッシュ)」を豊富に稼げるかを見る必要があります。
「利益」と「現金」は違います。
いくら利益を稼いでいても、手元に現金がなければ、取引先への支払いや従業員への給料支給ができなくなり、会社は倒産します。
逆に現金が豊富にあり、現金をたくさん稼げる事業であれば、配当できる余力も大きいので、増配余地も大きいことになります。
現金を見る指標として「フリーキャッシュフロー」という指標があるので、これが増えているかをチェックすると良いと思います。
※フリーキャッシュフロー…企業が事業活動から獲得したキャッシュのうち、自由に使うことができるキャッシュ
業種でいうと「消費財、薬品、通信」といった日銭を稼げる業態は、景気に左右されず現金が豊富に稼げるので、買いです。
今回のようなコロナによる経済低迷が起きても、私たちが消費財や薬、携帯電話などの通信機器を使わないことはありません。
景気に左右されずに現金が安定的に稼げるのです。
・日銭を稼ぐ企業例…P&G(消費財)、アムジェン(薬品)、AT&T(通信)など
【おまけ】無料で質の高い米国株情報を得られるメルマガ
いざ米国株を始めても、実際どの株を買えばいいのか・・
とりあえず有名で増配を続けている会社を買っているが、一次情報も少ないし本当に大丈夫なのだろうか?
個別株投資家にとって、いい銘柄情報を日本語で掲載しているメディアってなかなかないですよね。
いや、あるんです!!
最後に、わたしが利用している質の高いメールマガジン(メルマガ)をご紹介します。
わたしは米国株をはじめて3年、着実に結果の出る「高配当株の再投資」に重点を置き、安定的な配当収入を得ていますが、すべての情報源はメルマガのみです。
メルマガは無料で、登録はメールアドレスのみ、そして解除も簡単なものが大半なので、初心者にもおすすめです。
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